10年ぶりにコストパフォーマンスが良い時代

10年前といえばそうです、AMDDuronが登場したときですね。
圧倒的なコストパフォーマンスが売りでした。600MHzで1万円とかすさまじいと思ったのでした。

もっともチップセット周りがアレでしたけど。


今はデスクトップ用とだとローエンドのCore i3が3GHzの4スレッドで非常に高性能です。価格も1万円。LGA1156のマザーもコストパフォーマンスも良く、CPUに内蔵されたGPUもかなり高性能です。

ショップブランドとかを見るとわかりますがスーパーマルチDVD+500GB HDD、OSなしで3万円代とかで売られてます。もはやデスクトップではメーカー製買うメリットが見えない状態です。


CIサーバ(というか動作的にクライアントだろあれ)のようにシングルスレッドが大事(パラレルコンパイルは意外と有効に動かすのはきつい)な場面は多く、ターボブーストなしで3GHzいくのはかえって安定して使いやすいと思います。こういった用途だとスレッド数がどうなるかなんてわからないし、ターボブーストもあんまり過信できない。


また、メモリも4GBのDIMMは入手性も悪くなく、LGA1156なら4DIMMで16GB、1366なら6DIMMで24GBまで可能です。其れでいて価格もかなり安い(あくまでもサーバーと比較して。1366は高めでいまだとオススメできない上にターボブーストも利きが悪いのでCore i7の900シリーズは止めといたほうが無難)。

これだけメモリがあるとほとんどの用途でDBもかなりキャッシュで動きますよね…。しかもサーバー製品じゃなくてクライアント用の製品だっていうんだから。

おいらがOracle7さわったときは大容量512MBメモリだったなぁ。それで数百とか4桁のアクセスに耐えれるようになってるんだから今のマシンだと余裕すぎてあくびが出そうだ。

当時はSQL1つに時間をかけてチューニングするのも普通で長くてわかりにくい(それでいて当時は専用線の帯域がものすごく狭いので、通信量削減のためにSQL文を短くしたり結果セットを切り詰めるチューニングも必要。3層式ではなくC/SなのでSQL投げるマシンとの帯域は狭いのだ)、移植性のないSQLを大量に作ってしまった。いまだとそれよりは移植性、保守性重視ですね。AP鯖側でキャッシュしまくるO/Rマッピングもあるし、チューニングの仕方が大きく違うから比較は単純には出来ないけど、中小企業のDBだとオンメモリで動きそうだ。