第11回オリゲー・フェスタ☆68

今年もやってきました、オリゲーフェスタ68。ハードウェアが非常に多いのが特徴で、前回はソフトウェアはほとんどないくらいでした。今回は来場者数も出展数もセッションも非常に多く、正直びっくりしました。セッションが多いので細かく回ってみることができなかったのが多少残念でしたが、前回よりさらによくしてやろうという感じがあってかなりよかったと思います。まぁ、午前中からきていればいいだけですが。

注目は

来栖川電工にまさちく氏が復活。

CQ出版で設計した基盤の展示を行っていました。インターフェース付属のFRマイコンは予想通りかなり面白そうなものでした。メインはROMEO2の発表。

このブースで4年ぶりくらいにCQの村上さんとお会いする。あいかわらずお若い…。

つゆさんともお会いする。3年ぶりくらいかな。というか、名乗られるまでまったくわからなかった…。風貌が変わりすぎかと。mkeiさんは最後までつゆさんだとわからず。あの人がつゆさんだよ、といったらかなり驚いていた。わからないのはおいらだけではなかったらしい。


ほかに目に付いたのはMSX Turbo Rのソフト。Rabbit Soft Worker'sというサークルらしい。ゲームの公式ページはこちら。

http://www9.ocn.ne.jp/~rabbits/Contents/Object/HEARTS.htm

Turbo Rというだけでレアなのにアタリマウスも2つというのはかなりレアな環境だった。中身は対戦型ガンシューという感じでキャラごとにCPUのアルゴリズムや能力が異なるらしい。コードはBASIC+一部アセンブラ。BASICでここまで動くのかと衝撃を受けた。Z80ではこうはいかないだろう。大容量メモリを生かしてストレスのないロードも実現している。

今のPCはマウスが前提となっているのでぜひ移植にもトライしてもらいたい。1台での対戦は無理だろうが、そこはネットワーク対応すれば問題はないだろう。


ほかにはえふおうさんが購入されたFCのパッドがつながっているハードが光る。このハード単体でTVにつないでゲームができるという意味では一番完成度が高かったかもしれない。くわしいことはえふおうさんのレビューを待て!

ネタ見せ合戦

でいつもの、えふおうさんとのネタ見せ合戦。なんと今年はmkeiさんも乱入してきました。

mkeiさんはs○n(伏字)にいたことがあったり、○racle(もちろん伏字)で日本法人のトップの技術の現場にいたりと数々の輝かしい経歴の持ち主だけにネタも実用性のあるすばらしいものでした。惜しむらくは前日にsonyタイマー発動、環境のあるvaioを持ってくることができなかったというところ。それでもすごさは十分伝わってきます。

それはなにかというとBASICインタプリタ。自分でちょっとした処理をするときにやはり便利だということでした。また、教育目的やプログラムの取っ掛かりとしてかなり有効だということもおっしゃっていました。やはり、いきなりオブジェクト指向とかクラスとかを覚えるのでは敷居が高すぎますからね。まずは

PRINT 1 + 2
3
OK

とやって、コンピュータってのは計算機のお化けなんだと理解させることが大事だろうということでした。非常に納得。


つぎにえふおうさん。

確か前回はJavaでインベーダーもどきだったと思います。今回はテトリスもどきをJavaで完成させてきたようです。BGMもあったりジョイスティック対応だったりゲームとしてかなり完成されていたと思います。ShinGL3を使っていただいてるのですが、Vistaだとちょっと挙動が変わるようですね。本来ならばライブラリを提供しているこちら側は真っ先にVistaを入手してテストをする必要があるのですが、残念ながらそこまで手が回っていません。

ええ、2日前に購入したマシンはコストと快適さを重視してXPですよ。すべて貧乏が悪いのです。


今回はおいらのネタ仕込み時間がほとんどなくて、かなり中身が薄いのが欠点でした。ネタ度だけは最高に高いですが。去年まではSTGのバージョンアップだけを重点的にやってきましたが、今回はShinGLのバージョンアップもなく(PW自体がShinGLのサンプルプログラムである)どんなに作りこんだとしてもインパクトが弱いだろうということで方針転換。

結局AJAXを利用したMMORPGのようなものをもっていきました。インパクトだけならあるはず。バイナリはwarファイル。GlassfishTomcatを起動して配備します。

実行中の画面。


最初はWIZのような3Dダンジョンものでした。開発が容易なことを理由に進めていました。マップはExcelファイル。Poi3.0が非常に安定しているのでそのままExcelファイルを読み込んでマップが生成されるというものでした。

でも、インパクトが非常に弱い。そこで古典的2DRPGのようにしてみたわけですが、キャラクタを大量に作らないといけないので時間がかかってしまった。結果、中身はほとんどない薄いものに。一応ツールはBGToolを思い出したように使う。このツールもほとんど未実装といういいかげんなものだが、単純でもこんなときには約にはたつ。


基本的にDWRを使ったAJAXなもの。キーボード入力をサーバーへ送り、画面の変更がある場合、その画像を取得するというもの。キーボード入力には多少の工夫があるが、その程度で非常に中身はシンプル。あくまでも静止画の生成&転送ということで、各種パケットデータとして送る場合に比べてチートツールを使用される危険性が低い。

各種データはサーバー上のDBに格納するため、調整が容易だ。また、サーバーサイドの技術なのでスケーラビリティ、アベイラビリティに優れる、といったらmkeiさんには大うけした模様。これからはゲームもクラスタの時代だ、とかあほなことをいいました。ネタ度としてはかなりのものでしょう。


最後にmkeiさん、つゆさんのメッセンジャーのアドレス教えますのでよろしかったらメールください。