世界樹プレイヤーのためのドラクエ9講座 その３
ムービー
世界樹の迷宮は一切なし。
一方DQ9はオープニングやゲーム開始時とエンディング、後半にひとつだけある。最小限におさえていてムービーが多くていらいらするということはない。
面白いのがDQ9のムービーは誰もしゃべらない。台詞がテキストで表示されるというこだわり様。個人的に台詞をしゃべられるとテキストを読むのとあわなくなって店舗が崩れるのが嫌いだからコレはいいと思う。
電源を入れてすぐ流れるオープニングのムービーはわくわくさせる雰囲気が好き。中身はありきたりのものだが、誰もが同じく理解できる雰囲気を匂わせるだけのが心地よい。まー結局はセンスの問題というか見せ方の問題だし、好みの問題だろうけど。ちなみにおいらはFF3 DSのオープニングも好き。
戦闘の曲
世界樹は１も２も物語が後半に入ると通常戦闘の曲が変わる。飽きてきたところにこれはよろしい。そういやテイルズオブシンフォニアも後半で変わったな。あの後半の曲好きだわ。
一方DQ9は残念ながら変わらない。ほかには中ボスとラスボスの音楽のみ。だが、通常戦闘の曲、ころころ曲調が変わるのか非常にあきにくく出来てる。
…と思わせておいてクリア後は歴代ドラクエ1から8の魔王が登場する（今のところ全部出現しない）ので、それぞれの音楽が流れるという豪華っぷり。クリア後最初に戦う魔王ははらわた大好きバラモスさん。ラスボスの倍くらい強くてあまりの強さにびびるはず。スキルを覚えて戦略を練るとすごい簡単になったりするけど、そういった戦略を探すのが面白い。
移動
世界樹の迷宮は3Dダンジョンもので街はひとつ。5階ごとに１つの層で構成されていて、そこでセーブや街からの移動が出来るようになる。
DQ9は見下ろし型で街は複数。移動手段として船がある。クリア後は空も飛べるようになってやっと今までいけない場所にいけるようになる。これもクリア後が本番といわれるゆえん。街単位で魔法やアイテムの移動が可能だ。今回は転移の呪文であるルーラが主人公専用ではあるが、MP消費0なので活用されたし。これがDQ9は宿屋の価格がさほどあがっていかない原因なのかなと思ったり。
セーブポイント
世界樹の迷宮は2層以降に１つの層に１つある「樹海磁軸」と町の宿屋でセーブが出来る。
DQ9は教会の神父でセーブが出来る。DQ2以降のおなじみの場所だ。
おもしろいのがどちらもセーブポイントがいまどきのRPGにしては珍しく制限されているということ。FF2以降はフィールド上ならばどこでもセーブできるようになったのが増えていったと思う。ちゃんと街が拠点であり、帰るべき場所であることを植えつけているのだと思われる。
マップ
世界樹１・２は自分でマッピングすることが出来る。デフォルトではどちらも歩いた後だけは色を塗ってくれるのでそれだけでも十分かもしれない。
DQ9はなんと最初からマップが表示されている。
…のだが、これが地味によくできてる。
まず、街や村。武器屋とか防具屋などわかりやすくマップにアイコン表示されている。まずは宿屋に泊まってすぐに教会でセーブしたい！と思ったらすぐにそれが出来る。武器を買いたいと思ったらまっすぐあそこへ。全体が見えることによって逆に街ごとの特徴がつかみやすくなった気がする。
フィールドもダンジョンも見える。おそらくこれはマルチプレイをするための仕様だと思われる。MMORPG等でマップがまったくないというほうが少ないはず。次に行くべき街が遠くに見えてるものの、実際は段差があったりしていけそうでいけなかったり。そもそも、なにもないところへいくと大概しっかりとそこに収集品があるため、先へ先へと急がないマップ全体を見渡すプレイのほうが効率がよい場合もあるかも。
フィールドはともかくダンジョンまで見えるというのには違和感を感じる人は多いかもしれない。でも、階段等は表示されていない。所詮イメージイラストのような表示なので立体的にクロスした表示は上のマップだけをみて動くことは出来ないし、宝箱を探す人は結局分岐した先2箇所とも歩くだろうから（おいらはいつもそう。先に階段見つけたら分岐元に戻る）結局下の画面で確認することが必要で、あんまりかわらないかもしれない。
そもそもマップだけ見て歩いていればいいわけではない。下の画面ではモンスターのシンボルが表示されている。戦闘を回避しようと思うとマップだけを見て動くのは無理ですぐに敵にぶつかってしまい、逆に探索の効率が悪い。
ちなみにクリア後メインとなる宝の地図ダンジョンは自分が歩いた後だけがマッピングされる。クリア後からが本番といわれるのはコレが原因かも。
街のマップの表示はまじでありがたいのでこれだけでも次回作に…とおもったけど1画面じゃつらいか。この快適性を維持するのはつらそうだ。今作がよく売れてる原因としてこのマップによる救済策があると個人的には思ってるので。
次回からはやっと突っ込んだ話になると思う。コレまでは序の口。濃すぎて誰もついていけないかも。
