2009年の個人的ニュースTOP10
これで一連の去年振り返るエントリも終わり。
10位 Windows7 登場
個人的にはほとんど触ってないですけど、Vistaよりはましということで大丈夫でしょう。OSの発売を2,3年程度の短いサイクルとしたい場合間に間にだめなOSを挟めばよいというのがよくわかったと思われます。
ちなみにVista発売前はどこのPC系雑誌も提灯記事だらけで、「これだけ快適なんだ」とかいいつづけてきたところがかなりあったと思います。で、発売されてユーザーからの酷評がでてきたあたりで、あっさりと手のひらを返して「Vistaはダメだ」、という風になってきたと感じています。
PC方面でMSに喧嘩を売ると生きていけないのはわかりますが、ユーザーの視点を持ってないのが多いという意味でゲーム雑誌とかそっちに近いものを感じます。
でもPentium 4のときは絶賛記事はそんなに多くなかったと思うんだけどなぁ。Intelは眼中に無いってことなのかな。ハードはAMDというライバルもいることで気にする必要性が薄いとか。
9位 とんこつラーメンを何食かくった
たぶん、九州以外に住んでる人はとんこつラーメンなんてレアなラーメンはあまり食わないはず。5年に1度くらいがいいところでしょう。
でも、去年は何食か外で食べた。昼飯だったけど。あと、カップラーメンでとんこつ味がすごく増えた気がする。
でも、あたりはずれがものすごく多いのもとんこつラーメンなわけで。
そもそも、外でラーメンを食べるということ自体3年に1度くらい、全て含めた外食も昼飯以外でほぼゼロという時点でアレかもしれませんが。自分以外にも外で食事をする人ってすごく減った気がする。
8位 栗本薫 死去
グインサーガずっと読んできたのでショックでした。あとがきで今回のガンも大丈夫だろうとか軽い書き方だったのであまくみてました。
最近残りを一気に買いました。死去してから購入してなかったのです。最終巻は中途半端な量のため薄いですが時間かけて全部読んでいこうと思います。
たぶんね、栗本さんのことだからあちらでもう150巻くらい入ってると思うんですよ。
7位 iPhone大人気
3Gと3GSの違いを見る限り、既存の携帯電話とまったく違うアプローチだということがわかると思います。スペックがどうだとかストアがどうだとかブラウザがどうだとかそんなことはiPhoneの根本的なところではありません。
今までは新しいハードに乗り換えることで操作方法等まったくかわっていく、毎回新しい操作になれる必要がありました。同じキャリア、メーカーでも完全に同じとはいえず必要でした。現在の携帯がものすごく気に入っていても数年後にはもう発売されていません。そのうち外装やバッテリがボロボロになりしかたなくかえることになります。
でも3Gのあと3GSがでたときなど旧式でもOSのバージョンアップがされ、インターフェースは同じような感じになっています。また、結果的に乗り換えもわりとすんなりいくでしょう。違いはマシンスペックの向上で快適になったかどうかという点であり、基本操作は変わらないからです。これはPCのビジネスモデルに近いです。
ただ、複数のメーカーから発売されるAndroidはなかなかすさまじいことになりそうです。既存のビジネス方式もできるでしゅし、iPhoneのような戦略も出来るでしょう。おそらくメーカーによるカスタマイズがかなり入ると思いますが。そうしないと安いメーカーだけに流れることになるでしょうから。
6位 ShinGL4作った
ShinGL3のBASICライクな開発でよかったのですが、今度はクロスプラットフォーム戦略で。
WindowsのほかMacやLinuxで動くようになりました。
基本的な内容は3のときから変わっていませんが、サンプルは今のほうが充実したと思います。
5位 ゲームがよく売れている
世の中不景気ですさまじいことになっています。
ゲームは趣向品なので真っ先に削られ大変なことになると思いきや、微減でした。
http://homepage3.nifty.com/TAKU64/rank2009.htm
本数を見る限りたいして減ってないですね。国内は。
販売本数等を見ていくと暗黒期は2000年から2005年くらいだったのだというのがわかります。実際この期間はソフトの種類も閉塞的でひどいものが多くかなりゲーム離れが進んだと思われます。このころにくらべると2009年でも天国でしたね。もっともDQ、FF、ポケモン、マリオ、ゼルダがそろって持ちこたえたというのもありますが。来年はそんなことは無いでしょうからそっちのほうが気になりますが。
あと、周りを見ていても思うのは一般の人はゲーム機はもはやDSがスタンダードであり、累計2位のPSP、累計3位のWiiは眼中にないということです。DSだけが唯一の成功者です。Wiiも楽しいんだろうなと思いつつも、本体を積極的に買っているという感じはないですね。
このままいくとPS2の1.5倍、FCの2倍というとんでもない普及率が見えているのでDSを超えるのはおそらく日本ではもう無いでしょうが、可能性があるとすればDSの後継機だけでしょう。後継機が出たところでDSの販売数はとまると思いますので数字だけ見るならもったいないなぁと思いますが、過去の例を見ても、本体の勢いがあるうちに移行できない場合トップがいれ変わってしまう可能性があるので難しいのですが。
SCEや任天堂を見ていると思うのは、据置と携帯機とで出すものが分散してしまい、開発リソースが集中できなくなって体制維持が厳しく感じるというものです。任天堂はかなりの本数のソフトを出していますが、DSとWiiにまんべんなくだしていくおかげでそれおぞれだけを見ると本数は減ってしまいます。特にSCEはPSP系でいくのかPS3系でいくのか集中しないと厳しいのではないかと思われます。
まぁ、どちらの陣営もTV出力やコントローラ、外付け光ディスクやHDD/フラッシュなどを接続可能な携帯機をだして集中したほうがいいとは思いますが。そうなるとタッチペンと2画面が制約になりやすいのでやはりここはPSP系のほうが有利という感じですが。
まぁドラクエ9がサード初の400万突破(集計30位以内等で追っていけてる中でこれは初)というめでたいニュースはありますね。トモダチコレクションとかFF13とかNewマリオWiiとかもそれぞれ予想を上回る売り上げだったと思います。年末年始は予想通りWii本体、Wiiリモコン、Newマリオなんてのは在庫そのものがありませんでしたし、あらためて強いソフト1本のすごさというものを思い知らされた感じです。
4位 SunがOracleに買収される
現時点でまだおわってませんけど。
sunの顧客としてはいったいどうなるんだという今の状況が一番つらいですね。その間にIBMとかがんばって引き抜こうとしてますけど。
Oracleからの公開したメッセージが弱いので仕方ないと思いますが。
3位 政権交代
まぁ結果はごらんの有様だよ。
最近の首相の抵抗を見ていると、意外と今の民主から小沢がいなくなるだけでバランスが取れるのかもと思ってしまった。だって首相であり党代表が自分の確固たる意思で行動できていないってのも小沢がいるからってのもかなり影響あるきがして。
そして、財源等をうやむやにしてでも夢のようなマニフェストを掲げれば票が取れるというのもわかったんじゃないかな。実現しようとして躓いたようだけれども。埋蔵キンあるから財源はいくらでもあるとかいっていたもんなぁ。もうアボカド。参議院選挙みると面白いかもしれない。
2位 JavaEE 6 登場
仕事に関係ありそうな技術としてそれの仕様がバージョンアップしたというのは大きいですな。過去とくらべて最も開発者の負担が低い仕様になってると思う。
ただし、Contextを使って結合するのでGoogle App Engineとの相性はあまりよくないと思いますけど。必ず初期化部分のContextさわるところをコメントかするパッチが必要になります。そこさえなおせばJSF 2.0もJAX-RSもCDIも動くようです。
Java EE 6のほとんどの仕様はJava EE 6のサーブレット3.0に依存していないのでTomcat 6などで動くのも現実的でよいですね。
1位 都内に引越しした
いままではどちらかといえば東京から離れる方向へ引越ししていました。お客さんがそちらのほうが近く、自宅で仕事をしていたからです。当たり前ですが、離れると広くて新しくて安いです。
でもさすがに都内への通勤が必要になると厳しいものでした。都内への移動があるなら埼玉県、つまり北方面は大宮や川越くらいでやめておくべきです。通勤時間時間そのものは意外と高速なのがあってたいしたことは無いのですが、本数が、終電があまりにもちがいすぎます。
今は山手線沿線という極端な場所ですが、それでも朝の通勤は厳しいものです。ただし、精神的な負担は大幅に減りました。時間を気にせずホームに入れるのは魅力ですね。
面白いのが、山手線沿線に着たからといって池袋や秋葉原等へ遊びに出るということがないことです。近いのでいつでもいけると思うと意外と足を伸ばさなくなるという例ですかね。
外国人が多いとかそもそも人が多いとかありますが、山手線沿いであっても駅から15分くらい歩くとここどこの田舎?という風景が広がるのが面白いです。おそらく地方より商店街とか駄菓子が残っているんじゃないでしょうか。
豆ばっかり使う個人商店の名前が「鳩屋」であるとか、和菓子屋さんや回転しない個人のおすし屋さんが多いとか、くしゃみすると年寄りも若者も「こんちくしょう」と言ったりとか江戸を感じさせるお店が多い気がします。