キンドル日本語版はいつくるのか

http://www.j-cast.com/2010/01/22058564.html

70%かぁ。30%の配信手数料と考えるとこういうので同人誌配布するのがいいのだろうね。同人誌というと最近はエロ関係が目立つようだが、作家で無い人が出すのが同人誌であって別にそっち方面ばかりではない。


通常の書籍は印税は通常最大で10%程度といわれているので2000円の専門書籍作ったとしても一冊200円だけ。1万冊売れたとしてもたった200万。これで食っていくのはかなりきついはず。1万冊なんてそうそうでるものでは・・・。

でも70%だったら価格を半分の1000円にしても700円。購入する人にとっても2000円から1000円とかなり気軽に手が出しやすい価格帯に。1万冊で700万ですよね。粗利3.5倍・・・。しかも1万冊売れる可能性はこちらのほうがはるかに高い気がする。

仮に紙媒体と同じ粗利でよいと考えると1冊300円の粗利1冊あたり210円でよいということになる。300円ならば1万冊って余裕で出そうな気もする。2000円から300円にしてもまだ粗利が上ってどうよという気がしないでもないが、それくらいこの破壊力はすごい。300円ならマイナーでも1万冊は現実的に出そう。500円でいいのなら350円なわけで、年1万冊がだせればこれだけで余裕で食っていけるということになる。


DSやWiiポイントで購入できるようになれば特に。もはやamazonから書籍を購入するのを躊躇しない人は多いはず。


あと最近SDKも発表されて、ゲームの開発もできるようになるらしい。たしかJavaの技術がベースだからこれもJavaベースになるか?これもかなりの破壊力がありそうだ。


未だ日本語版は出ていない。おかげで日本はおいていかれるなぁとますます思う。いまのうちに日本の出版業界で統一したネット配信用のプラットフォーム作らないとあっさり飲み込まれるぞい。気にしてるのはSonyくらいか。


実際は飲み込まれたほうが出版社にとってもメリットが出そうな気もするけど。

著作権者といっても全て個人で終わるなんて人は少なく、編集者がポイントになってくると思う。70%のうち編集者と著作権者で半々でやりましょうといえば35%。それでも従来の10%以下よりはるかに高く、価格を半額にしても粗利は上。出版社としても在庫を持ったりする必要も無くなり実はそんなに痛く無いかもしれない。

じゃあどこが割を食うかといえば、印刷業者ですかねぇ。


実はキンドルが伸びると一番打撃を受けるのは任天堂になってくる・・・かもしれない。なんとなくiPod系より直接的にぶつかっていくような感じがするんだよなぁ、DSは。