種族を考える
種族は導入予定は無かったが、職業だけいれるならあってもいいかもしれない。D&D方式ならば。
D&Dは職業と同じ扱いだった。エルフならば成長は遅いものの、魔法使いの魔法が使えて、戦士のように武器の扱いもうまいという職業、ドワーフは戦士系の職業という感じで。
Ultima 3やWizardryでは職業×種族できまる。ただし、効率のよい組み合わせを追求してしまうと結局組み合わせは限られるために、敷居をあげるだけになってしまいがちだ。種族のパラメータ限界の影響が大きいUltima3ではなおさらだ。
以下いつものように思いつくまま列挙する。
D&Dの種族（＝職業）
- エルフ 魔法＋戦士
- ドワーフ 戦士系
- ハーフリング えーっと、抵抗が高いだったっけ？
ウィザードリィでの種族
- 人間 信仰心以外平均的。実は運が高め
- エルフ 知性と信仰心が高いが、肉体面が弱い。実は運も悪い
- ドワーフ 肉体面が強い反面、素早さが低い。実は運も悪いし、知性は低くは無い
- ノーム 信仰心と素早さが高い。実は欠点が無いという意味では人間以上にバランス型か
- ホビット 素早さと幸運が高い
- 人間 全てのパラメータが75まで。平均的な職業
- 獣族 力が99までと高いが、代わりに魔力が50まで。
- 妖精族 器用さが99までと高いが、法力が50まで
- 小人族 法力が99までと高いが、器用さが50まで（ぶっちゃけ致命的）
- 魔族 魔力が99まで、器用さが99までと高いが、力が25まで（ぶっちゃけ致命的）
ファンタジーIII
発掘したのでこいつものせる。ひそかに種族が多く、熱い。
スペルはPHANTASIEね。実際に冒険している感覚がすばらしくTRPG好きに大人気のシリーズだったと思う。Ruinaもこの系統といえばわかるかな。
体の部位ごとにHPが設定してある。
ルーンクエスト
TRPGの雄。D&DやT&Tと並ぶ作品かと。手元のマニュアルを見ると基本ルールってこんなに薄くてシンプルだったっけ?と思ってしまった。これでもかなり複雑なTRPG。体の部位ごとにHPがある。
青いのが上級ルールブック。
基本は人間だけであるが、ほかの種族も一応使えるということになっている。
人間はINTとSIZEは2D6+6、それ以外は3D6ということになっています。
- ダック アヒル。STRが2D6+1と非常に低く、SIZも1D6+2とかなり小さい。人間以上の期待値はDEX(2D6+6)のみ。泳ぎは得意
- エルフ STRが2d6+2やや弱めでSIZも2D6+4と人間よりやや小さめ。かわりにINTが3D6+6、POWが2D6+3、DEXが3D6+3と高い。使いやすいキャラ。自分しか使えないエルフ弓をもつ上に魔法が身近な種族なのも特徴か。髪の毛は緑。
- オーク SIZが2D6+2と期待値がやや小さい。かわりにSTRが4D6と非常に強く、DEXも4D6とすばらしい値。
- オーガ 見た目が人間とほとんど変わらない（歯をみせると牙で気がつく程度）ことからよく選択される。それもそのはず、STRが2D6+12と高いうえにそれ以外も2D6+6と人間よりほぼすべて期待値が高く、低いものが無いのだ。
- トロウル 大きく皮膚が固いため何もきていなくても守備力あり。暗視に優れる。見た目どおりでかくて力持ち。ダークトロウルのほうが人間の社会にも出ていて、知能も高めでプレイヤー向き。洞穴トロウルはさらに大きく力持ちだが知能が低く、不向き。
- ドワーフ STRが４D6と非常に強く、CONも1D6+6と高い。SIZは2D6と小さいおかげで攻撃力や耐久力が高いわけでもない。
- ハーフリング STRが2D6と非常に弱い。SIZにいたっては2D3とその種族名のとおり。CONが2D6+12と異様に高いあたりがD&Dの影響か。DEXも2D6+10とかなり高い。
- ブルー 不潔が特徴である頭がヤギの生き物。最大値は同じでもSTR(2D6+6)、CONとSIZ(1D6+12)、などおおむね期待値が人間より高い
ルーンクエストは他のゲームのように職業が絶対的なものというわけではなく、今までいきてきた上での経験がそれだったというだけ。育った文明によってなる職業が変わるのが面白い。文明が未発達だと漁業と狩人で98%だったりする（残り2%は祈祷師）。もちろんこれは絶対的なものではないけど。基本的に職業をかえることによってスキルは身につくが、その分年齢も上がっていく。転職によるWIZの年齢上昇と理由は同じってか。種族のほうはどうにもならないのでこっちが大事といえば大事。どうしても設定は人間ほど細かくないのであくまでおまけ的に考えるほうがよい。
とりあえず掛け合わせる方式は様子見、D&Dのように１職業としてならありって感じかな。その場合ドワーフと戦士との差別化はどうするの？とかあるけど。
